学習状態はこのブラウザ内にのみ保存されます

ARP — Address Resolution Protocol

concept Network データリンク層とネットワーク層の間 レベル: intermediate / advanced

この概念が存在する機器の模型です。周りのマーカーは関係する概念 — クリックで移動

構造ビュー(Zoom の階層 §9.2)

用語カード

IPアドレスからMACアドレスを調べるプロトコル。同じリンク内でのみ使える。

ARPは、IPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコルです。「192.168.1.1 を持っているのは誰ですか?」とネットワーク内にブロードキャストで問い合わせ、該当する機器が自分のMACアドレスを返します。

必要な理由は、実際にフレームを送るにはIPアドレスではなくMACアドレスが要るからです。調べた結果はARPキャッシュにしばらく保持され、毎回の問い合わせを省きます。

問い合わせは自分のネットワーク内にしか届かないため、ARPで分かるのは「同じリンク内の相手」のMACだけです。外のサーバーへ送る場合は、ゲートウェイのMACを調べます。

正式名称Address Resolution Protocol
略語ARP
種別concept
レイヤデータリンク層とネットワーク層の間
何をする「このIPの持ち主のMACは何か」を解決し、フレーム送信を可能にする。
なぜ必要IPアドレスだけではフレームを作れず、リンク内の配送先(MAC)が必要なため。
どこに存在するIPv4の各機器の中。IPv6ではNDPがこの役割を担う。
セキュリティ応答の真偽を検証する仕組みがなく、ARPスプーフィング(偽の応答で通信を横取り)が可能。対策はDHCPスヌーピング連携のDynamic ARP Inspection等。
前提知識 IP AddressMAC Address

通信・利用の例

  • PCがデフォルトゲートウェイ 192.168.1.1 のMACを調べる
  • サーバーが同じLANのクライアントへ応答を返すときの解決

設定例

  • arp -a(Windows/Linux)でキャッシュを確認できる

よくある誤解

  • ARPで調べるのは「最終宛先のMAC」ではなく「同じリンク内の次の相手(多くの場合はゲートウェイ)のMAC」
  • ARPには認証がなく、誰でも応答できる(だからスプーフィングが成立する)

このノードへの疑問

情報の根拠(Sources)

事実の根拠は公式文書・RFC を正とし、このサイトの説明・図は独自の教材表現です(§6.8)。

依存・参照関係

Depends On(これに依存している)

  • Broadcast — 相手を指定せず、同じネットワーク内の全員に送る配送方式。住所を知らない相手を探すときに使う。

Used By(これに依存しているもの)

なし

References(参照している定義・対象)

  • MAC Address — NICに割り当てられた48ビットの識別子。同じリンク内でのフレーム配送に使われる。
  • IP Address — ネットワーク上で通信相手を識別するための住所。ネットワーク部とホスト部からなる論理アドレス。

Referenced By(参照されている)

なし

その他の関係(型付きエッジ §6.4)

Runtime(実通信での登場場面)