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DHCP — Dynamic Host Configuration Protocol

concept Network アプリケーション層(レイヤ7、ブートストラップ用) レベル: intermediate / advanced

この概念が存在する機器の模型です。周りのマーカーは関係する概念 — クリックで移動

構造ビュー(Zoom の階層 §9.2)

用語カード

IPアドレスなどのネットワーク設定を、接続した機器へ自動で貸し出す仕組み。

DHCPは、ネットワークに接続した機器に対して、IPアドレスなどの設定を自動で配布する仕組みです。機器はアドレスを持たない状態でブロードキャストし、DHCPサーバーが応答して設定を貸し出します。

配られるのはIPアドレスだけではありません。サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーのアドレスなど、通信に必要な一式が「オプション」として一緒に渡されます(RFC 2132)。

割り当ては「リース(貸出)」であり、期間が決まっています。期間の半分が過ぎると更新を試み、更新できなければアドレスは返却され、他の機器に貸し出されることがあります。

正式名称Dynamic Host Configuration Protocol
略語DHCP
種別concept
レイヤアプリケーション層(レイヤ7、ブートストラップ用)
何をする接続直後の機器に、IPアドレス・マスク・ゲートウェイ・DNSサーバーを一括で配布する。
なぜ必要全機器に手動で設定するのは現実的でなく、重複や設定ミスも防げないため、自動配布と一元管理が必要だから。
どこに存在する端末側のDHCPクライアント(OS内蔵)と、ネットワーク側のDHCPサーバーの間のプロトコル。
セキュリティブロードキャストに応答する正体不明のDHCPサーバー(ローグDHCP)がいると、誤ったゲートウェイやDNSを配られ、通信を誘導される危険がある。
前提知識 IP Address

次に理解すべき概念

通信・利用の例

  • 自宅でWi-Fiにつなぐと 192.168.1.52 が自動で割り当てられる
  • ホテルのWi-Fiでも接続直後にアドレスがもらえる

設定例

  • ipconfig /all の「DHCP 有効」「リース取得日」で確認できる

よくある誤解

  • DHCPはIPだけでなく、マスク・ゲートウェイ・DNSも一緒に配る
  • 「借りる」仕組みであり、リース(貸出期間)がある。永遠に自分のものではない

このノードへの疑問

What If — 壊れたら?

情報の根拠(Sources)

事実の根拠は公式文書・RFC を正とし、このサイトの説明・図は独自の教材表現です(§6.8)。

依存・参照関係

Depends On(これに依存している)

  • Broadcast — 相手を指定せず、同じネットワーク内の全員に送る配送方式。住所を知らない相手を探すときに使う。

Used By(これに依存しているもの)

なし

References(参照している定義・対象)

  • DHCP Server — DHCPの要求に応え、スコープからIPアドレス等を貸し出すサーバー。家庭ではルーターが兼務することが多い。
  • DHCP Scope — DHCPが貸し出してよいアドレス範囲と、配布する設定一式を定義したもの(Policy)。
  • Broadcast — 相手を指定せず、同じネットワーク内の全員に送る配送方式。住所を知らない相手を探すときに使う。

Referenced By(参照されている)

なし

その他の関係(型付きエッジ §6.4)

Runtime(実通信での登場場面)